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Power Automate研修から既存RPAの移行調査へ

お客様:東海地方の自動車販売会社

導入背景

お客様の社内には、Power AutomateやPower Appsで作った仕組みが数多くありますが、扱える人は思っていたより少数でした。エラーが起きたときの対処にも時間がかかっていました。情報システム部門では、部門の全員が基礎から標準のレベルで使える状態を目指していました。

別のRPAツールで作ったシナリオも20本ほど動いていますが、こちらは開発できる人が一部に偏っており、異動によって保守できる人がいなくなった部署も出ていました。

ご相談のきっかけ

きっかけは、当社の資料のダウンロードです。2025年の初めのことでした。当時は災害への備えについて情報収集・調査をされている段階で、具体的なご依頼には至っていません。同じ年の秋のお打ち合わせでワークフローやセキュリティ、データの活用など、情報システム部門が抱えている課題を幅広く伺い、その中で具体的なご相談になったのが、部門の全員が社内のRPAを扱えるようにするための研修です。そこで、RPAの担当者の方を交えて研修会の内容を詰めることになりました。

進め方

  1. 研修内容のすり合わせ(2025〜2026年):受講される方はRPAの開発経験があり、基礎よりも実践的な内容をご希望でした。事前の打ち合わせで、お客様がクラウド版を想定していたことが分かりました。話し合いのうえ、デスクトップ版で仕組みを理解し、クラウド版に応用する方針に決めました
  2. 内容の見直し(2026年):ご要望を受けて、二重ループや条件分岐、グラフの作成、メール送信用のデータ抽出を演習に加える
  3. 対面での研修(2026年3月):10〜15名の方に、3〜4人のグループで1日かけて受講していただく
  4. 振り返り(2026年3〜4月):受講された方の声をうかがう

振り返りでは、受講者の半数以上から内容を評価する声をいただき、演習の時間が十分にあり、手を動かして身につけられたというご意見が寄せられました。一方で、難しかったというご意見もありました。途中の設定の理由を、もう少し説明してほしいという声です。受講者の経験に差があったためです。今後の方針もうかがいました。デスクトップ版とクラウド版を使い分けたいとのことです。

その後の支援

2026年5月、既存のRPAのシナリオをPower Automateへ移していく支援のご依頼をいただきました。対象は13名です。

最初の段階は調査です。移行の調査をお引き受けしました。

  • 18本のシナリオについて、Power Automateへ移せるか、今のまま使い続けるかを仕分ける
  • 調査の結果をもとに、実際のシナリオを題材にした研修の内容をつくる

調査はパートナー企業と協力して進め、2026年9月末の完了を予定しており、続く研修と相談会は現在検討中です。

目指したこと

開発が一部の人に偏った状態を解消し、自動化の仕組みを標準化することです。RPAの開発を担ってきた13名の方が、今のRPAツールと同じようにPower Automateでも一人で開発できるようになることを目標にしています。

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