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ファイルサーバーのAWS移行と、その後のインフラ運用保守

お客様:首都圏の精密機器メーカー

導入背景

社内のサーバーの担当者は1人でした。PCの管理も同じ方です。ほかの業務にも負担がかかっていたため、サーバー管理をPC管理から切り離し、外部に任せたいと考えていらっしゃいました。社内でも、サーバーを減らしてクラウドへ移すことには前向きでした。

移行の対象は、2台のファイルサーバーです。1台は部署ごとの文書用、もう1台は技術部門の図面データ用でした。条件もありました。社員の方が、これまでと同じフォルダーの場所から使えることです。

ご相談のきっかけ

きっかけは、協業先からのご紹介です。最初のお打ち合わせで伺ったのは、社内のサーバー管理を外部に任せたいというご相談で、設計と構築から移行後の運用保守までを一括でお願いできる先を探していらっしゃいました。当時は、クラウドへ移すかどうかを社内で決める前の段階です。年内に比較を済ませ、翌年の春に予算を申請する予定でした。提案は他社にも依頼されていました。契約の前に、離れた場所に置いたファイルサーバーが実用に耐えるかを確かめたいというご要望もありました。

進め方

  1. 現状の整理と初回の提案(2023年):ファイルサーバーとActive Directoryの構成、本社とAWSをつなぐ回線、ファイルのコピー方法、フォルダーの向き先を切り替える手順をまとめてご提案
  2. 社内検討の支援(2023〜2024年):コスト面からオンプレミス継続の意見が出たため、クラウドへ移す理由を整理した資料を当社で用意し、改めてお打ち合わせ
  3. 構成の見直し(2024年):2台のうち1台を先にAWSへ移すハイブリッド構成で再提案し、予算申請に進んでいただく
  4. ファイルサーバーのAWS移行(2024年):設計、構築、ファイルの移行を実施
  5. 図面データ用ファイルサーバーの構築(2025年):EC2上に図面データ用のファイルサーバーを構築
  6. Site-to-Site VPNの構築(2025年):本社とAWSを結ぶ接続を構築

ご相談の段階では、遠く離れたAWS上のファイルサーバーをVPN越しで実用に使えるか、契約前に確かめたいというご要望もありました。

稼働後の支援

移行後は、AWS環境の運用保守を月額でお引き受けし、AWSの利用料も当社からまとめてご請求しています。

2026年には、Webサイトを動かすためのEC2の構築も担当し、現在は、ランサムウェアに備えたバックアップと復旧の体制づくりについてもご相談を受け、ご検討いただいています。

目指したこと

少人数で抱えていたサーバー管理の手間を減らし、社内の担当者が本来の業務に時間を使えるようにすることです。あわせて、社内のサーバーを段階的に減らしています。移す先は、クラウドで運用する形です。

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