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販売管理システム基盤のAWS移行と運用保守
お客様:東海地方の中堅製造業
導入背景
お客様は販売管理システムをパッケージで入れ替える計画を進めており、あわせて、そのシステムを動かすサーバーをどこに置くかを検討されていましたが、パッケージベンダーからは、ベンダー自身のクラウドを使う案も出ていました。
利用者は段階的に増える見込みでした。将来は各工場からの接続も視野に入っていました。
ご相談のきっかけ
始まりは、販売管理システムの入れ替えを進めていたご担当者からのご相談です。パッケージベンダーから出ていた見積書をご共有いただき、そこに書かれたサーバーの仕様をもとに、AWSで動かした場合の費用と構成を出してほしいというご依頼でした。求められたのは、初期費用と月額費用、それに構成図です。この時点では、ベンダーのクラウドとAWSのどちらを選ぶか、比べて決める段階でした。
進め方
- 構成の確認と試算(2022〜2023年):パッケージベンダーの見積もりにあるサーバーの構成をもとに、AWSでの構成図とランニングコストを作成
- 構成の比較(2023年):データベースの置き方を複数案で比べ、接続はAWSの機能で端末を制限する方針に決定
- 作業範囲の整理(2023年):パッケージベンダーを交えた3社の打合せで、互いの作業範囲の重なりを確認。データベースはパッケージ側で設定するため、サーバー上で動かす構成に変更
- 費用の比較(2023年):オンプレミス、ベンダーのクラウド、AWSの3案で、数年使った場合の費用を比較してご説明
- 懸念への回答(2023年):クラウドがサービスを終えた場合のデータの扱い、アカウントの引き継ぎ、セキュリティ対策、利用者ごとの操作ログの取り方などについて、社内で説明するための材料をご用意
- ご発注(2023年):販売管理システム全体の社内決裁のあと、インフラは当社でお引き受けすることになりました
リモートデスクトップで接続するためのライセンスも、当社でまとめてご用意しています。
稼働後の支援
2023年から、AWSの利用料、ライセンス、運用・保守を月額でまとめてお引き受けしています。2025年にはライセンスを追加しました。利用者が増えたためです。
2026年には、ログアウト後もメモリが解放されない現象や、特定の画面で応答が止まる現象について、インフラ側の原因調査を始めており、夜間も止めずに動かしたい自動処理の仕組みも、あわせて検討しています。
現在は、本社と工場をつなぐ業務アプリの構築をご相談いただいています。アプリは3つです。工場の生産高を参照するアプリ、本社と工場で案件を共有するアプリ、納期を回答するアプリです。いまお使いのRPAをPower Automateに置き換える案も、あわせてご検討中です。
目指したこと
お客様が最初に挙げられたのは、次の点でした。
- 費用を抑える
- サーバー管理にかかる時間と手間を減らす
- ハードウェアの故障リスクを減らす
- 障害が起きても1時間以内に復旧できるようにする
- 二段階認証などでセキュリティを高める
これらを満たす形で、販売管理システムをAWSで安定して動かし続けることを目指しています。