- 製造業
- システム・アプリ開発
輸出入管理や文書管理など、複数の業務システムの開発と保守
お客様:首都圏の製薬メーカー
導入背景
お客様の社内では、輸出入の審査や営業支援、講演会資料の申請、健康診断の受診確認など、部門ごとに多くの業務システムが動いています。当社はこのうち複数のシステムを担当しています。開発と保守の両方です。どちらも長くお引き受けしてきました。
保守の窓口は2つです。本社側と医薬側のチームです。毎月の保守に加えて、法改正や業務の変化に合わせた改修も続けています。
進め方
新しいご要望は、保守の範囲で対応するものと個別の開発として受けるものに分けたうえで、予算と納期に合わせて機能を絞り、段階を分けて稼働させる形を中心に進めています。
これまでの主な開発は次のとおりです。
| 時期 | 対象 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2023年 | 営業支援システム | 営業部門のCRMの入れ替えに合わせて、連携先のマスタの参照を切り替える。要件定義と開発・導入を分けて進める |
| 2023〜2024年 | 健康診断の受診確認 | 工場ごとに順に導入し、その後の改善要望にも対応する |
| 2024年〜 | 輸入審査のシステム | 輸出審査のシステムを輸入業務にも使いたいというご相談から開始。ほぼ一から作る規模と分かり、納期に間に合う範囲から段階的に開発する。稼働後も画面の改善や通関システムの改訂への対応を続ける |
| 2024〜2025年 | 安全保障貿易管理の監査 | Power Appsで、質問・インタビューの記録と報告書作成の機能を作る。2次開発で機能を追加する |
| 2024年〜 | 社内文書管理 | Microsoft 365上で文書管理の仕組みを作り、フォルダ構成の変更や初版の表示などの改修を重ねる |
| 2024年〜 | アクセス権・グループ管理 | Azure上でアクセス権の管理アプリを作る。グループ管理のアプリは、利用グループの増加に備えて起動の速さを改善する |
| 2024年 | 講演会スライドのレビュー | 外部のクラウドストレージへのAPI呼び出しを減らす調査と改修 |
| 2025〜2026年 | 輸出審査のシステム | 法改正への対応と、機能の追加やTeamsとの連携 |
輸入審査のシステムでは、当初の見積もりが確保できる予算を上回ったため、ユーザー部門の方と打ち合わせを重ね、今回作る機能と次の予算で作る機能に分けています。輸出審査の法改正対応でも同じです。必須の機能と翌年に回せる機能を分けてご提示しました。
その後の支援
各システムの保守は、毎月の定例会で作業内容をご報告しながら続けており、ワークフロー基盤などのライセンス更新もあわせてお引き受けしています。
検討中のテーマもあります。グループ各社で使うHSコードの管理の仕組みなどについて、現在ご一緒に検討しています。
目指したこと
限られた予算と納期の中で、必要な機能から順に使える状態にすることです。あわせて、一度作ったシステムを法改正や業務の変化に合わせて直し続けられる体制を保っています。