- 製造業
- システム・アプリ開発
月約80時間のデータ抽出作業の簡素化から、基幹周りの開発と保守まで
お客様:東海地方の製造業(従業員数百名規模)
導入背景
社内のシステムは長く情報システム部門が自社で開発してきたもので、データベースはOracleで、各部門が使うクライアント・サーバー型の業務システムが数多くあります。情報システム部門は少人数です。開発の一部を外部のベンダーに任せる動きが始まっていました。
目の前の負担は、データ抽出です。各部門がデータを必要とするたびに情報システム部門へ依頼し、担当者が必要な項目を取り出してCSVで渡しており、1件に4〜5時間かかることもありました。負担は月に約80時間です。修理・出荷・品目・部品表・原価・債務のデータは複数のテーブルに分かれて重複し、データ同士の関係を示す図もなく、抽出は担当者の記憶と経験だけが頼りでした。
ご相談のきっかけ
きっかけは当社からのご案内です。情報システム部門の業務改善として、各部門から寄せられるデータ抽出の依頼をもっと楽にこなせないか、というご相談をいただきました。入口はViewです。よく使う抽出をまとめる案から話を始め、条件を指定してCSVで取り出せるようにする案や、各部門がブラウザから直接データを見られるようにする案まで、先の構想も伺いました。お客様から現状の資料をご提示いただき、それをもとに最初の段階の見積もりと提案書をお出しする段取りで進めました。
進め方
最初は小さく始めました。初めてのお取引だったためです。実際のデータでできることを確かめながら進めています。
- よく依頼される抽出だけを、データベースのView(抽出用の仮想テーブル)として作る(2024年初め)
- 決まった条件でデータを取り出せる抽出システムを作り、その後、条件を自由に指定できる検索機能を足す(2024〜2025年)
- Viewの追加や改修を、毎月の開発支援として継続する
その後の支援
小さな開発を重ねるうちに、基幹周りの開発も任されるようになりました。
- グループウェア(Notes)からの移行の支援
- 修理登録システムの作り直し:要件定義から設計、開発、外部システムとの連携テストまで(2025〜2026年)
- 生産・販売システムの保守と改修:過去に出荷した品番のアラート、EDIで受けた注文の取り込みの修正、電子請求書への対応など
- 会計システムとのデータ連携の仕組みづくり
- データベースの更改:調査から要件定義まで(2026年)
目指したこと
情報システム部門の手作業を減らし、会社全体で数字が出るまでの時間を短くすることです。少人数の情報システム部門が、当社を外部の開発チームとして使える状態になっています。